西日本で大雨による災害が相次いでいます。
私の暮らす岡山県もその例外ではなく。倉敷市真備町、矢掛町、総社市、井原市、高梁市、岡山市。とんでもない範囲で被害が出ています。
今動かなくていつ動くんだ!!とボランティア参加を決意。
とは言え、ボランティア未経験。不安もありました。でも1人の力が集まって、復興はなされるはず。やらねば。と思いました。
そこで初参加の感想と注意点・改善点などをまとめておこうと思います。今迷っている人の後押しになりますように( ˘ω˘ )
1.ボランティアに行く前〜情報収集〜
現地の状況も知らずに突撃するのはただの迷惑・邪魔ですからね。「人の善意を〜邪魔なんて!!」とか言う人いますけど、善意なら何やっても良いわけじゃない。
あちこちでボランティア活動の情報を目にしますが、私は被災地の県、市区町村の行政HPをチェックしました。今回は災害直後からチェックしていましたが、だいたい2日後くらいから情報が出てくる傾向でした。
まずは「募集開始までお待ちください」とか「まだ受け付けていません」「○日からの予定です」などとトップにお知らせが掲示されます。
正式な募集がかかるまで予習しながら待ちましょう!!
SNSやWEBでは、様々な団体の募集があるので迷ってしまいますが、初心者ならなおさら、行政からの募集がいいでしょう。いちばん邪魔にならず、必要な支援を、確実に提供できると思うからです。
(その他の団体がダメというわけではないです。ただ、行政主催の方が初心者的に安心ということです。)
2.ボランティアに行く前〜準備〜
まずは募集要項を読み込みましょう。
そんなの当たり前、と思っても、焦って肝心なポイントが見えてないことがあります。
意外と「市内在住の方」って書いてあるので、気持ちだけあってもそこは行けませんし。
準備段階で何が大切って、
「自分の身は自分で守る」「被災地に絶対に迷惑をかけない」
ってことです。
間違っても「善意の押し売り」になってはいけません。
募集要項や他サイトで情報を得て、荷物をまとめます。
なるべく持ち合わせの物で、でも必須なものは買い足しました。
初参加の私が準備した、持ち物&装備一覧はこちらです↓
(活動後にまとめた、持ち物リストは記事の最後へ)
- 帽子(キャスケット)
- ドライTシャツ
- 薄手の長袖パーカー
- ドライハーフパンツ
- アンダータイツ
- 爪先芯入り長靴
- 腕時計
- 軍手(替えも)
- フェイスタオル
- リュック
- 水筒1.5L(麦茶)
- スポーツドリンク600ml2本(冷凍)
- 塩タブレット
- 日焼け止め
- マスク
- 絆創膏
- 食料(活動時間に応じて)
- スマホ
- 小銭
- ゴミ袋
- 着替え(Tシャツ、ハーフパンツ、靴下)
- モバイルバッテリー
- お菓子(甘いのと塩辛いの)
以上です。慣れてる方からすると、そんなんいる?こんなに?
って感じでしょうか、、、(´ω`;)
もー迷惑かけるくらいなら持って行け精神でまとめたらこんな事に…。
リュックとエコバッグ1つにぎゅうぎゅう。車の中で少し減らしたものの、それでも多かったです。
反省もろもろはこの後に。
あと!当日、参加申し込みに記入するのですが、HP上でダウンロードできる場合は事前に記入して行くのがいいです。受付がスムーズになります♪
ボランティア保険は、当日受付で加入できる場合、自分で加入しないといけない場合があります。それも調べておきましょう。
3.ボランティア当日
遅刻厳禁。ありえない。私の参加した所は○時〜○時受付、だったので余裕ありましたが、せっかく参加するなら長くいたいので早起きしました。
ちなみに私が参加したのは、岡山県小田郡矢掛町。
市内在住でなくても参加できました。
1日のタイムスケジュール
6:30 起床、朝食
7:00 出発
8:00 集合場所付近着
8:45 集合場所へ移動
9:00〜 受付開始、説明、マッチング
9:30〜 活動場所へ班ごとに移動
10:00〜12:00 午前の活動
12:00〜13:00 昼休憩
13:00〜15:00 午後の活動
15:30 集合場所へ戻る、報告書記入
16:00 解散
17:30 帰宅
作業内容は個人のお宅での片付けがメイン。ほとんど屋内で物を運んだり、拭いたりしていました。
朝、派遣先のマッチングがあるのですが、今回はほとんどが片付けメインで、特殊な作業が求められたりはしませんでした。
「土砂の撤去なので、力作業です」という場所は男性が優先で選ばれていました。
初で1人参加だったのでドキドキでしたが、1人の方も多く、年齢層も幅広かったです。学生さんが多いのかと思っていました。が、中には現地のおばあちゃん達も!!知らない人たちばかりだけど、皆同じ思いで集まっていると思うと、なんだか嬉しかったです(*´ェ`*)
合計4時間の作業はあっという間。
最初はぎこちなかったお家の方とのコミュニケーションも円滑になり、帰るのが寂しくなってしまいます。中学生くらいのお子さんも、「うぉ!めっちゃきれいになっとる!!」って言ってくれて、本当に嬉しい♪
「それでは…」と切り出すと、お母さんもおばあちゃんも涙。それまで災害を物ともしないような明るい様子が嘘のようでした。つらい気持ちを押さえて無理をされてるんだろうと思うと…
4.初参加の感想と改善点
初参加だし、特殊な作業はできず。力仕事も男性には負ける。私なんかで役に立てるんだろうか。という不安でいっぱいでした。
元々の内向的な性格もあり、決意したものの当日の朝「やっぱり無理かも」とチラッと思いました。最後はもう何も考えず動く。行く。行くんだ私は。とただ手足を動かしました。
現地を目で見て感じたのは絶望。
その一方でたくさんの人の優しさに触れることができました。この地獄にも思えた光景を、蘇らせるのはこれなんだと思いました。
人の力ってすごい。私一人じゃなにもできないのに、主催者がいて、協力者がいて、私たち参加者がいて、できないことがだんだん「できること」に変わっていく。これまでは何の関わりもなかった人が、同じ目的のために同じ方向を向く。
この私のつたない文章を見て、復興の輪に加わってくれる人が一人でも増えることを願います。
小さな一歩が踏み出せたら、次の一歩はもっとフットワーク軽くいけるはず!!これからもできることを細く長く続けていこうと思います。
参加したこと自体は大満足だったけど、
これは…って思った改善点を3点まとめておきます。
①荷物は絶対リュック1つに!手提げダメ!
私は最初リュック+エコバッグ。
ほんと荷物2つもあるの邪魔!みなさんリュックのみ!
集合場所から移動する場合、昼は帰ってくる場合、いろんなパターンがあるので
「あ、ちょっと荷物置かせてください…」とか迷惑すぎる。
登山用バックパックの方もいました。小さいより大きめのリュックにまとめる!!
ほんと2つも持って恥ずかしかった。慌ててエコバッグをリュックに詰め込みました(・_・;
②飲み物は水筒より冷凍のペットボトル
荷物が大きく重くなってもいいなら水筒でもいいですが、
ペットボトルの方が飲んだら軽くなるし、
凍らせると保冷剤の代わりになって、お昼ご飯を冷やしておける。
⒈5Lもの水筒本当に邪魔でした…
③甘いものより塩辛いものを
疲れるから糖分を…とチョコも持って行ったけど、欲しくなるのは塩気のあるものばかり。
やはり汗めちゃかいてるんですね。塩タブレット以外にも何か持って行くなら塩辛いお菓子!!
【おまけ】持ち物リスト
そんな反省点も踏まえて、「夏のボランティア参加」おススメの持ち物リストがこちらです!
※随時更新していきたいです。
必須
- 帽子:キャップよりつばの大きい物
- リュック:必須。大は小を兼ねる
- 長袖、長ズボン
- 長靴:爪先、底に芯の入った物がおススメ
- 軍手、ゴム手、革手袋
- 日焼け止め
- タオル:首にかけると首筋の日焼け防止にも
- マスク:防塵タイプが良い
- スマホ
- 小銭:免許証とクレカ1枚入れたがま口を持参
- 水分(1〜2L):現場と作業内容によって調整必要。冷凍ペットボトルは保冷材にも。
- ゴミ袋:何かと役立つ
- 塩タブレット:必須!!絶対!!
- 絆創膏
- 食事:状況に応じて。傷みにくい物。冷凍ペットボトルと一緒に保管。
- 着替え
- ウェットティッシュ
- 参加申込書:できれば事前記入を。(HPなどからダウンロードできる場合)
あると便利な物
- スコップ、シャベル、ほうき:現地で不足している場合
- 歯ブラシ:室内掃除で便利
- 保冷グッズ:首に巻くタイプや冷えピタなど
- ゴーグル:怪我、アレルギー、感染症の防止に
- 太幅マスキングテープ、筆記用具(油性マジック):自分の持ち物に目印、名前を貼れる
- 携帯バッテリー:あると安心。意外と使わない?
- ウエストポーチ:現場でスマホと財布入れるのに便利