こんにちは。
医療職15年を経て2020年に退職。
好きな時に好きな場所で、ノマド生活を始めた“たむたむ”(@Tamtabi_jp)です。
2021年5月22日から、私はLAC(LivingAnywhererCommons)というサービスを使い始めました。
それから1ヶ月。
あまりにも濃密でたくさんの体験があり、とても1ヶ月に思えない。
そんなLAC初心者の記録。
LAC使おうか迷ってた人や、知らなかったけどアドレスホッパー的な生活をしたい人に様子が伝わればいいなー。
と思いつつ、結果ただの滞在記です笑
2ヶ月目の滞在記はこちら↓
LACを使って中四国で多拠点生活〜2ヶ月目〜◆Contents◆
LAC(LivingAnywhererCommons)で住み放題生活
住み放題。
私みたいにあちこち移動しながら生活したい人にはめちゃめちゃ嬉しいサービス。
賃貸契約は費用もかさむし気軽に利用できない。
でも確実に自由な働き方は増えてる。
そんな自由を実現してくれるのが住み放題サービス!!
私が今回利用したLACを紹介します。
LACってどんなサービス?
LACはLivingAnywhererCommons(リビングエニウェアーコモンズ)
使い始めた頃、何て言っていいのか分からず「リビングエニウェア−の…です!」て雰囲気で押し通してた(笑)
エルエーシー、ラックと呼ぶ人もいて、いろいろやなーという感じ。
で、サービス内容は定額制で全国の拠点住み放題。
場所にとらわれない生活、LivingAnywhererを実践するコミュニティ。
他にも「定額制の住み放題サービス」ってあるけど、LACは「共生とか共存、共創」などがテーマになってて、利用者同士やオーナー(コミュニティーマネージャー)との距離がとても近い印象です。
その土地を愛する人がコミュマネをしてるので、ただ「場所を変えて住む」それ以上の体験が付加されてる。そんな感じ。
2021年6月現在、全国17拠点。
住み放題になる「定額払い」は月額27,500円(税込)。
え、間違ってませんよ、27,500円。1ヶ月毎日使っても。
回数券もあるけど月6回以上使うなら定額払いが圧倒的にお得!!
プラン | 内容 | 料金(税込み) |
定額払い | 月額固定でどこでも何度でも利用可能 | \おすすめ/ 月額27,500円 |
回数券払い | 中期滞在や不定期リピートの方向け。 | 27,500円(5回分) 55,000円(11回分) 165,000円(35回分) 275,000円(60回分) 550,000円(125回分) |
都度払い | 1回利用ごとの支払い。 LACお試し向け。 |
6,600円/回 |
私がLACを始めたきっかけ
LACを私が始めたきっかけは…
実家暮らしが限界だったからです!!
いきなり家出目的かよwって感じだけど、まさにそう。
やっと退職して、海外行く予定がコロナで総崩れ。
国内すら移動しづらくてとりあえず実家にいました。
「5月くらいから…北海道行くんだ!!!」
てことだけを楽しみにしていたら、まさかの緊急事態宣言発令。
住み慣れた倉敷に行こうにも…同上( ;∀;)
実家においてもらってる分際で文句言えないのは十分承知。
でも…やっぱりしんどいんですよね。
仕事もまともに手が付かないレベルになって、これはあかんと。
フリーランスになってからずっと調べていた住み放題サービス。
その中でできるだけ費用を押さえて、利用しやすいのは?と考えた結果LACになりました。
決め手となったのは…
- 実家(香川)から近い場所に拠点があった
- 車で行ける拠点が複数あった
- 月額料金の安さ
- 個室がメイン
こんな感じ。
全国17ヶ所の拠点のうち、中四国になんと4つもあったんですよね。
普通中四国って後回しにされがちだから、かなりすごいことです。
てか1つはめっちゃ実家から近い(笑)
緊急事態宣言中、この4つをぐるぐる回ったれー!と思って始めた、いわば家出みたいなもんです。
ちなみに中四国の拠点は以下の4つ。
①岡山県津山市
②岡山県真庭市
③香川県三豊市
④徳島県美馬市
ただ、②の真庭は稼働したばかりで限定的なオープンのようでした。
5月に問い合わせた時点では曜日限定の稼働とか。(今は不明)
…ということで真庭も行ってみたかったのですが、今回は行けてません。
LAC滞在記
父母ヶ浜の夕日
で、始まったLAC生活。
不安はむちゃくちゃありました。
そもそもの引きこもり&一人が大好き生活。
京都ノマド生活2ヶ月でも、ずーっと一人で何の問題もなかった私。
LACってどちらかというとコミュニケーションを望まれているのでは?
地域イベントとか行かなきゃいけないの?
えー私1人でぼーっとしてたーーーい。(仕事もしますw)
最悪部屋に引きこもるか。
そんなLAC不適合っぽい私が始めちゃったんですよね。
まずは実家から一番近い三豊、そして約束があったので岡山へ。
その2つを勢いで予約して、いざ…スタート!!
2ヶ月京都ノマド生活はこちら↓
京都ホテル暮らしの費用公開・1週間目~GoToキャンペーンの恩恵~京都ホテル暮らしの費用公開・2週間目~だんだん慣れてきたノマド生活~京都ホテル暮らしの費用公開・3週間目~短期宿泊のしんどさ〜1拠点目:香川県三豊市
父母ヶ浜の夕日
これほぼ地元なんですよね。まさかの市内w
ただド田舎だし、合併で市になったもんだから広い。
拠点のある仁尾町は海辺の町、私は山の民。
ほとんど接点がありませんでした。
出かける直前まで「あーめんどくさくなってきたー」とか言いながら、「忘れもんあれば取りに帰ればいっか」。
旅に出る心持ちじゃない笑
LAC三豊の個室
30分ほどで着いた初めてのLAC三豊の拠点「瀬戸内ワークスレジデンスGATE」
ここは部屋数多くなくてMAXでも4,5人かな?
その時は私も含め3人。
それもよかったのかな。
たぶんいきなり大人数の中に入ってたら「むり…」てなってたw
付かず離れずで、かと言って話さないわけでもないし。
1週間の滞在はあっという間で、
昼間は思い思いの場所で仕事をして、夕方になると徒歩数分の父母ヶ浜へ夕日を見に行ったり。
船釣りにも誘っていただき瀬戸内の海の素晴らしさを知ったり。
LAC三豊のリビングスペース
LAC三豊のコワーキングスペース
瀬戸内の島々
初めての拠点だったからこそ思い入れが強い。
地元にもこんな場所があったんだ…と気づかせてくれたLACと、そこで出会えた人たち。
全てに感謝。
まさか1週間でこんなに変わるとは。
一人じゃないのも悪くないな、ってこの私が思うとは(笑)
離れがたい思いで岡山へ向かいます。
(と言いつつ、実は実家1泊してますw)
2拠点目:岡山県津山市
LAC津山の女性フロア
15年住んでいた岡山県倉敷市。
同じ県内なのに行ったことがなかった津山市に1週間滞在です。
勝手なイメージとして、
・県北では大きい市
・田舎ののどかな所
・城がある…はず
そんな感じで、すみません。
拠点となるINN-SECTは、これまで利用してきたTHEゲストハウス。
施設はめちゃくちゃ新しく、津山市の中心というロケーションです。
半個室でプライベート空間も確保できる…のですが、私がいる間は女性部屋独り占め(笑)
めちゃくちゃ自由に使わせてもらってました。
LAC津山のコワーキングスペース
残念ながら1階のカフェは休業中でしたが、3階にあるコワーキングスペースは爆速Wi-Fiを備えた快適空間。
周囲はアーケードを備えた商店街や天満屋(デパート)があり、生活に必要なものはすぐ手に入ります。
拠点にキッチンはないので自炊はできません。
津山市・吉井川沿いにて朝ごはん
梅雨だったけど、私がいた間はほぼ晴れ。
あちこちあるき回ってめちゃくちゃ日焼けしました…笑
津山市・津山城址東にある千代(せんだい)稲成神社
津山市・長法寺の紫陽花
ゲスト私しかいなかったので、コミュマネさんにいろいろ気を使っていただいて感謝。
公園すら閉鎖されてたから必ずや津山リベンジする!!
そんな決意を胸に南下。
道中の景色も美しいんですよーーー♪
実は津山では、コミュマネの武川さんから「津山滞在記」を…とお仕事依頼をいただきました。
岡山県北の求人情報サイト「いーなかえーる」にその記事が載っています。
まさか、お仕事にもつながる縁ができるなんて…。
と感動でした。
3拠点目:徳島県美馬市
LAC美馬・のどけや本館
3つ目の拠点は徳島県。
道中に実家があるので、またもや寄って荷物整理(笑)
便利ではあるけど実家でのストレスが半端ないことにも気づく…。
そのまま徳島県美馬市の拠点「のどけや」へ。
四国山脈と一級河川・吉野川の素晴らしさを再確認できたドライブ旅でした。
のどけやはリピーターが多いと聞いてました。
ということは人で賑わっている?交流も多い?
私、コミュ障やけど大丈夫だろうか…と不安がありました。
徳島県美馬市・うだつの街並みで出会った猫さん
のどけやは本館・別館など合わせて3つの施設。
どれも昔ながらの古民家を改装した、めちゃくちゃ落ち着く拠点(*´ω`*)
周囲には「うだつの街並み」が広がり、カフェやコワーキングスペース、スーパー、図書館など。
生活を楽しむ施設がギュッと詰まっています。
美馬市・ミライズ内の市立図書館テラス
美馬市・四国山脈、吉野川、沈下橋の眺め
ゲストの人数や出入りはこれまでで一番。
その分本当にいろんな人に出会って、刺激や勇気をもらったり、共感したり。
自分自身を見つめ直すいいきっかけになりました。
人は多いけど、皆とても距離感が絶妙で。
変に踏み込んで来るわけでもないけど「のどけや」っていう一体感が生まれてる。
これはリピーター増えるわ。
というか私もリピートするわ。って思った1週間でした。
LAC美馬・のどけやの雨の風景
2,4歳児の無限のパワーにたじたじもしたけど、楽しかった。
旅生活で始めて「2度目まして」の体験もした。
これまでは(そもそも出会いがほぼなかったけど)「またどこかで」と別れても、社交辞令のようなものだった。
けど、LACでは本当に心から「またどこかで!」と言えるし、きっとそうなる予感もある。
名残惜しい気持ちを抱えながら、実は4拠点目の間に「LAC三豊」に帰省?する私です(笑)
おまけ:LAC三豊再び
香川県三豊市・父母ヶ浜を散歩
徳島→香川に移動して、私のLAC生活は終わる予定でした。
ちょうど1ヶ月。
緊急事態宣言も解除となり、そろそろ遠くに旅立つか?
と思っていたからです。
徳島を立つ日の朝、急に予定が入り…しばし実家周辺にいることになりました。
「え…じゃぁ実家帰りたくないしLAC続行やん。」
三豊は元々予約していたのですが、もっと早く分かってたら2週間くらい居たのに。
そう思いつつも、もう勝手知ったる三豊へGO。
再会できるかな?と思っていた人とも無事再会でき、穏やかな1週間でした。
でもまだ父母ヶ浜は閉鎖中。
最終日には閉鎖解除になったけど…また3回目来たときのお楽しみとします。
4拠点目:和歌山県和歌山市(2ヶ月目)
徳島ー和歌山を結ぶ南海フェリー
急遽行くこととなった初中四国以外の拠点・和歌山。
そしてLAC2ヶ月目。
私がLACスタートした頃はまだなくて、いつの間にか和歌山に追加になってた♪
遠いな〜って思ってたけど、実は海を渡れば近い。
ただ駐車場がないので「どーしよっかなー」と思っていました。
でも、LAC2ヶ月目に突入するので、新しい拠点にも行きたい。
調べてみると徳島港は駐車場無料!!
拠点も街中なので、車なくても大丈夫そう。
ってことで、そっこー予約。
しかも個室のダブルルームが空いてたので、がっつり2週間とっちゃいました♡
いつぶりかのフェリーもめっちゃテンション上がったし、初上陸の和歌山にも興味津々。
滞在先は「Guesthouse RICO」という、これまたコワーキングスペースやカフェ、ゲストハウスが一緒に入った施設。
なにより…滞在するお部屋が…めーーーーっちゃ可愛い(*´ω`*)✨
素敵な予感はしてたけど、これはめちゃくちゃ好みです。
LAC和歌山・ダブルルーム
ベッドもゆったり広々、窓辺には座り心地のいいオシャレなテーブル&チェアーが。
そしてルーフトップテラスからは夕日が。
LAC和歌山・ルーフトップテラスからの夕日
1階には広々オシャレなコワーキングもあるのですが、あまりにも部屋が気に入ってずーっと居てしまう私(笑)
徒歩20分くらいの和歌山市駅には1年前にできた図書館と蔦屋書店、スタバが。
私の大好きトリオではっ!!
日々通うことになるのでした…笑
和歌山市・市立図書館、蔦屋書店、スタバ
拠点のスタッフさんや長期利用の学生さんも、皆気さくに話しかけてくれて優しい♪
人見知りの私だけど楽しく話できた〜。皆コミュ力高い〜。
和歌山城
始めて1ヶ所に2週間も滞在するので、のんび〜り和歌山の街を楽しみたいと思ってます。
(現在5日目)
ノマドワーカーとしての1ヶ月
香川県三豊市・父母ヶ浜にて
今は和歌山に滞在中。
2ヶ月目は同じ拠点に行くことが多くなりそうです。
いわゆる住む場所に囚われない生き方。
アドレスホッパー、ノマドワーカー、多拠点生活などと呼ばれるライフスタイル。
LACを始めてからやっと「私ノマドやってるわ」と思えるようになりました。
2020年に2ヶ月京都ノマドした時は、退職直後で気持ちも浮ついてました。
仕事しながら…というより、あちこち泊まり歩いて仕事のマネごとをして喜んでた時期。
「生活」というより、ただ移動しながらダラダラしてただけ。
でも今はライターのお仕事をしつつ、締切を気にして移動したり、遊びのイベントが入ればそれに合わせて仕事を調節したり。
「移動生活の中に日常がある」感じ。
そして
「LACを利用してよかったこと」
- 地元の良さに気づけた
- 新しい出会い刺激に溢れていた
- 個室でプライベート時間も持てた
- お仕事の機会をもらえた
- めちゃくちゃ気分転換になった
どこに行っても、その土地を愛している人がいて、その周りに集まる人のパワーは凄まじい。
そのコミュニティにお邪魔させてもらえて生活を共にする感じ。
普通の宿泊施設では、まず経験できないことでした。
人見知りかつコミュ障、1人大好きっていうまーまー重症な私でも温かく受け入れてくれたLACのコミュニティ。
ほんとにありがたいな。
最初は「実家からの家出」状態で始めたこの生活。
こんなにもぎゅぎゅっと詰まった濃厚な1ヶ月になるとは思いもしませんでした。
初っ端から共同生活にストレス感じでギブアップかも…って思ってたから(笑)
本当に思い切って始めてよかった。
私と出会ってくれた皆ありがとう♪
必ずまたどこかでお会いしましょう!!
そしてまだ見ぬLACメンバーさんも、お会いできるのを楽しみにしています♡
参考 LAC公式ページLivingAnywhererCommonsLACの2ヶ月目の滞在記はこちら↓
LACを使って中四国で多拠点生活〜2ヶ月目〜